神戸市の南西部、海と山に囲まれた風光明媚なエリア・須磨区に位置する「須磨寺(すまでら)」は、正式名称を「上野山福祥寺(じょうやさんふくしょうじ)」といい、平安時代に創建された由緒あるお寺です。

その歴史は古く、創建は仁和2年(886年)。光孝天皇の勅願によって、聞鏡上人(もんきょうしょうにん)が開いたと伝えられています。
当初から、国家の安寧や人々の幸福を祈るための祈願寺として重要な役割を果たしてきました。
須磨寺といえば、やはり「源平合戦」の舞台としてのイメージが強いでしょう。
特に有名なのが、「一ノ谷の戦い」で命を落とした平敦盛(たいらのあつもり)にまつわるエピソードです。
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若き武将・平敦盛が源氏の熊谷直実に討たれた悲劇の場面は、能や歌舞伎などでたびたび描かれ、日本人の心に深く刻まれています。
須磨寺には、敦盛の首塚や、彼が吹いたとされる「青葉の笛」が残されており、訪れる人々にその歴史の重みを伝えています。
また、地元では「福の寺」として親しまれています。
これは、寺名にある「福祥」が「福を呼ぶ祥(きざし)」とされていることや、七福神めぐりができる境内、さらには開運・厄除け・学業成就など、さまざまなご利益を授かれるお寺として知られていることが理由です。
境内は広々としており、四季折々の自然も楽しめるため、観光客だけでなく、地元の方々にも憩いの場として愛され続けています。
須磨の町の静けさと調和する須磨寺は、まさに「心を整える場所」。その穏やかな空気感に、訪れた人の多くが癒されて帰っていきます。
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